“I am the Sangha.”(私はサンガです):マインドフルネス×インナーチャイルドの瞑想リトリート@京都を終えて

6月6日(火)から6月11日(日)の5泊6日間、アンフーン&トゥ先生ご夫妻によるインナーチャイルドを癒すマインドフルネス・リトリートに参加しました。

アンフーン先生は、ティクナットハン禅師の姪であり、米国ワシントンDCで瞑想センターを主宰される在家のダルマティーチャー(禅師から正式に認定された瞑想教師)です。

忘れないうちに、今回の体験をジャーナルしたいと思います。(以下、自分のためのメモ)

明快で刺激的だった法話:マナ識の働きと”病んだ意志”(ill-will)

5日間に渡って毎日2時間近くの法話をいただく機会がありました。ダルマティーチャーからの法話は、リトリートで私が最も楽しみにしていることの一つです。

法話の内容は、唯識論(アンフーン先生は、仏教心理学と呼んでいました)に基いて、人の苦しみや幸せが起きるメカニズムに関するお話でした。マインドフルネスの実践が私達の幸せを増やし、苦しみを癒していく上で、いかに効果的かを裏付けるお話(洞察)です。

今回、私にとって特に新しかったのは、マナ識(生存本能)の働きと、それがいかに人に苦しみをもたらすのかについて、体系的に理解できたことでした。

これまで自分が身体でも知的にも学んできた依存症やトラウマに関する智慧、ヨガや瞑想、12ステッププログラムでの実践などが一つの美しい芸術のように統合されていくのを感じました。

特に、マナ識の働きによって、【自他を区別して考える】という間違った認識(無知・無明)に、苦しみの根源があるのだということが、1つの映像として非常にクリアに腑に落ちました。

We are all addicts.(私達は全員依存症です)byアンフーン女史

99%of our thoughts comes from ill-will.(99%の思考は、病んだ自己から来ています)byアンフーン女史

All perceptions are wrong perceptions.(全ての認識は、間違っています)by ブッダ

Are you sure?(本当に確かですか?)by ティク・ナット・ハン禅師

【写真】私達の認識はヴェールに包まれているため、現実を正しく観ることができない、ということを示すために、窓にカーテンをかけた状態をみせてくれたところ。

一体、本当の私は誰なのか?

法話の中で、特に印象的だったセリフ、鳥肌が立つような思いをした瞬間が、最終日の法話のクライマックスにありました。

マナ識によって作り出される「私」という認識が、病んだ意志(illwill)からくる間違った認識であり、それが苦しみの原因だとすれば、【じゃあ、一体、本当の私は誰なのでしょうか?】という質問に対して、アンフーン先生は、力強く、そして軽やかに確信をもってこう答えたのです。

I am the Sangha.(私はサンガそのものです。)

まるで花が一面に咲き乱れるような爽やかさでした。

「私(の本性)は、ブッダです」というのは少し抵抗があるし、本当のブッダのように24時間目覚めていることができない自分にとっては、こちらの方がより現実的だというような説明を付け加えていました。

謎が解けたような感じがありました。

そして、これこそが、「私はブッダです」というよりもずっと私のエッジなのだと気づきました。

そして、「サンガに帰依する」という実践の方向性が体感としてずっと明確になった瞬間でした。

サンガ(実践を共にするコミュニティ・仲間)に帰依する

私の今年の実践のテーマの一つは、【サンガに帰依する】です。

これまでの実践の日々の中で、

・自分がサンガに自分を委ねて開け放つことへの恐れ

・自分の思い通りにコントロールできる場所で安心していたいという執着

・サンガの人達と協調しようとすることで起きる抵抗

から、苦しみが生まれているということ、ここにこそ自分の可能性があると感じてきたからです。

日常でも、これまで参加したリトリートでも、そしてこのリトリートの期間中も、サンガに委ねるということへの抵抗と摩擦が度々内側で起きるのを感じ取りながら過ごしてきました。

自分と他者を比べたり、正誤を判断する差別意識が生まれる度に、自分の中に恐れと孤立感という苦しみが起きてくるのを感じていました。

それに気づいては、愛と信頼をもって周りの人と協調する言動を意識的に選択しようとし続けました。

私にとっては、とてもチャレンジングで意味ある実践でした。

サバイバルスキルとしての「内なる暴力」

私は、思春期以降、家族の中での情緒的な会話が難しくなったため、自分の「正しさ」を主張することで自分が傷つかないように守ってきました。

自分の内側や外側にある「間違っている」と見えることについては、批判して自分と切り離すか、自分の思うとおりにコントロールすることで、自分を安心させてきました。

そして、このパターンが行きすぎて、PTSDの発症に至るような大きな対人関係のトラブルを引き寄せました。

病気からの回復過程で、これこそが自分の中にある【内なる暴力】であり、世界中にはびこる暴力の根源なのだと気づきました。

瞑想やクリパルヨガの実践によって、自分の内側で大きく肥大化した【暴力】を和らげることができるようになりました。そして、暴力的な思考や言動は劇的に減りました。

心の中でも、家庭の中でも、安らぎが増えていきました。

暴力を手放してみて残った孤立感と恐れ

サバイバルスキルであった【内なる暴力】を意識的に手放してみて、人の中で自分をどんなふうに守ればいいのかが分からなくなっていたのかもしれないと気づきました。

つまり、

心地悪い体験(=傷つき)
  ↓
内なる恐れ・孤立感
  ↓
暴力的な思考(自分は正しい、相手は間違っているという批判と差別意識に基づく思考と言動)
  ↓
暴力的な言動(PTSD発病時には、DVにまで発展!)

暴力と手放すと、恐れと孤立感だけが未消化で残っていまい、これが健在化して、苦しくなることがあったのだなあと実感しました。

自分へのギフト:恐れと孤立感を乗り越えるアファメーション

今回のリトリートでは、この無明から生まれる恐れと孤立感に出会ったとき、それを乗り越えるための智慧という希望を得ることができました。

内なる信頼と愛を育むための強力なアファメーションです。

I am the Sangha.私はサンガです。

I am a cell in the Sangha body.私はサンガの身体の一つの細胞です。

I take refuge in the Sangha.私はサンガに帰依します。

恐れや孤立感を感じたとき、何度でも、この意図に戻って来たいと思います。

対人関係のトラウマでPTSDを発症して、世界中の全部が自分の敵のように感じられて、どこにいても、寝ても覚めても怖くて心が一瞬も安まらなかった日々、対人恐怖から電話にでたり、宅配便を受け取ったり、主治医の診察にすらいくのが辛かった日々を懐かしく思い出します。

今、こうして、こんな風に自分の苦しみや喜びを沢山の人とシェアしようとする今の私の中には、その当時の自分では想像もできないくらいの沢山の信頼と愛に溢れてきているのだから、その自分の可能性を信頼したいです。

時間はかかるけれども、意図を持って、喜びをもって、続けて行くことをサンガと共にしていきたいです。

****

この言葉をそのまま体現しているアンフーン先生ご夫妻の軽やかさ、信頼、すべてを差別なく包み込むような慈悲に溢れた在り方に触れることができたことが何よりのギフトでした。

マインドフルネスの実践の奥深さとパワー、更なる可能性、大いなる希望を感じました。

この実践を続けていきながら、今後とも自分を癒し、周りの人が自分を癒していくことをサポートしていきたいという意欲と決意をまた新たにしました。

先生とサンガへの心からの感謝と共に、私の体験の一番印象に残った点をシェアさせてもらいました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

(リトリート報告は続く)

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