この人だ!と確信。ロールモデルを発見する。:ティク・ナット・ハン禅師の最初の弟子であり姪であるアンフーン師ご夫妻との出会い②

①より続き、ます。

▼2/18-アンフーンご夫妻による週末リトリートの詳細▼

2017年6月、「この人だ!」と確信。ロールモデルを発見する。

(写真:京都リトリートの会場のホール。完全サイレントで行われた6日間でした。)

3度目の出会いは、京都で行われたアンフーンさんご夫妻が”リード”する6日間の「マインドフルネス×インナーチャイルドリトリート」。

インナーチャイルドの癒しは私の継続テーマでしたし、「機会あるたびにリトリートに参加する」と自分にコミットしていたので、選択もせずに淡々と参加しました。

しかし、その6日間の体験は全く想像もしていないような深い癒しの体験でした。

その体験の詳細については、当時の私がブログで綴っています

“I am the Sangha.”(私はサンガです):マインドフルネス×インナーチャイルドの瞑想リトリート@京都を終えて

続きは、ここから

プラムヴィレッジのマインドフルネスの実践の可能性が広がった

京都リトリートで体験したのは、一言でいうと、セラピーでした。

マインドフルネスの伝統的な実践(座る瞑想、歩く瞑想、食べる瞑想、ダルマシェアリングなど)や、法話などのプログラムは、通常のプラムヴィレッジのリトリートと同じでしたが、アンフーンさんご夫妻主宰のリトリートとは、それに加えて:

  1. 終日6日間のサイレント(沈黙の実践)の集中した場作り
  2. プラーナを巡らせるトゥさん(アンフーンさんの夫)による毎日の気功のセッション
  3. インナーチャイルドの癒しに特化したセッション(後半3日間くらい)

というのが、特徴的でした。

特徴①終日6日間のサイレント(沈黙の実践)の集中した場作り

(写真)京都の瞑想ホールの壁には、多数のティクナットハン禅師の書。呼吸に気づきを向けることのリマインドになります。「呼吸をしている、あなたは生きている」

このリトリートは6日間の終日が、サイレントの実践(会話、読書、携帯やインターネットを利用しない)でした。もちろん、シェアリングや質疑応答などの実践の時間には話すことができます。

私はとてもこれが気に入りました。(!)

プラムヴィレッジの僧侶たちがリードするリトリートの際も、毎日サイレントの実践の時間“聖なる沈黙”と呼ばれています)はあります。夜のプログラムが終わってから、翌朝の食べる瞑想が終わるまで(だいたい21:00-8:00)くらいです。その間は、参加者同士の会話を控えて、自分の内面 に集中する時間を持ちます。

プラムヴィレッジのリトリートは、参加したことがある方ならご存知だと思いますが、1日のプログラムの進行はありつつも、参加を強制されないし、最終的な判断は個々人に委ねられるという自由と寛容さに溢れています。それゆえ、瞑想経験の長さや意図の気軽さや重さにかかわらず、どんな人も安心して参加できる、リラックスして楽しめる、インクルーシブな場だと思います。子連れで参加して、子供が騒いでいても、何も問題にならないという素晴らしさがあります(今の私はこれにとても感謝しています)。

一方、当時の私は、ヨガの教師トレーニングや研修などで、深く集中した実践の場に馴染みのあったので、「ちょっと物たらない」と感じることがよくありました。自分の苦しみを変容させたい、苦しみを癒したいという強くて明確な意図をもって実践することに専念していたので、変容を促す深い実践というものに対する切望があったと思います。

例えば、プラムヴィレッジのリトリート中は、サイレントの時間でもおしゃべりしている人がいたり、プログラムの開始時間に遅刻してくる人がいたり、シェアリングの時間に誰かがトピックとは関係ない話をずっと長く続けているのにファシリテーターが介入しない、などの場面に遭遇しました。そういう場面では、実践をサポートされていないという不安を感じたり、「なんで?」と怒りを感じることも当初はよくありました。それでも、ティク・ナット・ハン 師の教えを、僧侶たちから直接学んで実践できる貴重な機会として、私には参加する以外の選択肢はありませんでした。だからこそ、葛藤がいつもありました。

私の経験からいうと、プラムヴィレッジのリトリートは、あまり仕切られていない場だと思います。あまりオーガナイズされていないと不満に感じる人もいれば、インクルーシブだと寛容さに共感する人もいるでしょう。かつての私は前者で、今の私は後者が優勢だと感じます。

 

(写真)タイのリトリートで、ダルマシェアリングの輪の中で遊ぶ優太(1歳4ヶ月)。まさに、インクルーシブ!笑

そして、プラムヴィレッジのリトリートのような場を想像して参加したアンフーンご夫妻のリトリートだったのでした。

しかし蓋を開けてみたら、予想外にもしっかりと仕切りが効いていました!しかも、私好みに。貴重なリトリートの6日間で最大限の実践の成果を持ち帰られるよう、様々な安全性と集中した実践のための配慮が感じられました。私自身も、プロとして、実践の場づくりに、安全性と実践の効果を高める最大限の配慮を行うことを心がけていますし、そのようにトレーニングされてきました。アンフーンさんのリトリートは、そんな私にとっても、安心して実践に集中することができる場でした。

その大きな一つが、6日間の終日のサイレントの実践でした。

とはいえ、参加者同士が普段の習慣で、おしゃべりをはじめることもよくあります。とてもリラックスした非日常的な神聖な場なので、だからこそ、一期一会で出会えた参加者同士に親しみを感じ、コミュニケーションをとりたくなるというのも、とても自然な心の働きです。

そんな中でも、アンフーンさんは、6日間のリトリートを通じて、繰り返し、サイレントの重要性を私たちにリマインドしてくれました。

会話をするということは、マナ識(苦しみを作り出す自我意識)を働かせているということです。マナ織の働きを弱めるためには、会話をやめて、呼吸や歩みに注意を向けることが必要です。リトリートが終わって家に帰ったら、実践するのがずっと大変になります。ですから、今こうしてサンガ(実践者のコミュニティ)と共にいてサポートを受けられる間に、1呼吸でも、一歩でも多くの気づきを向けてください。」(私の記憶の限りです)

私は、アンフーンさんの実践に対するストイックさが大好きですなぜなら、全くの同感だったからです。こうやって、集中した実践を促すリマインドを参加者にしてくれるたびに、とても安心感を感じていました。私は、私のために、私の家族や、生徒やこの社会のために、この実践の機会を最大限に真摯に取り組みたいと願っていましたから。

アンフーンさんご夫妻がサンガに求める実践の真剣度が、私のものとマッチしていたので、とても安心して6日間を過ごすことができました。

プラムヴィレッッジの伝統の実践でも、こんな集中度で取り組む場作りをしてもOKなのね!と、ほっと安心しましたし、これまでの私の実践スタイルを肯定されているような気持ちになりました。

(写真)参加者のネームタグを首にかけて瞑想ホールで遊ぶ優太。思い切り遊ぶことが、彼の実践。(タイのプラムヴィレッジ、2020年)育児を通して、実践のストイックさにはいろんな形があることに気づくようになりました。

特徴②トゥさん(アンフーンさんの夫)の毎日の気功セッション

長くなったので、つづく。(またしても、、笑)

 

▼2/18-アンフーンご夫妻による週末リトリートの詳細▼

 

 

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