5月のどんよりや5月病に:マインドフルネスとアーユルヴェーダの3ステップのセルフケア方法
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 5月のどんよりに マインドフルネス とアーユルヴェーダでのセルフケア方法 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 春も半ばに差し掛かり、 五月病の季節ですね。 新しい環境に慣れようと頑張ってきた 疲れも出やすい時期です。 「何のために毎日仕事しているんだろう?」 と、哲学的な問いも浮かんできます。 身体は:重い怠い風邪をひく 心は:どんよりとするやる気が出ない鬱っぽくなる これらは、 東洋の生命の科学、 アーユルヴェーダーからみて 今の季節の不調の特徴です*。 *自然界を構成する空風火水土の5大元素のうち、 春は、水と土からなるカパという性質が増えることが原因。 決してあなたのせいではなく、 自然現象ですから、 ご安心くださいね。 こんなときには、やみくもに、 自分に喝を入れて、お尻を叩いても、 辛くなるだけです。 まるで、 北風と太陽の寓話の、 北風になるようなもの。 太陽になって、ケアしてあげます。 それが、 マインドフルネスとアーユルヴェーダを組み合わせた 3ステップのセルフケアの実践です。 ●【ステップ1】感情・感覚に気づく まずは、 自分の中の、 やる気が出ない、だるい、動きたくない、 と主張している体の部分を 感じてみます。 それは体のどこにありますか? 胸?お腹?背中?肩甲骨のあたり? 後頭部でしょうか? * ●【ステップ2】感情・感覚を抱きしめる 場所が特定できたら、 その体の部分を感じながら、 呼吸と一緒に、 こんな風に心の中で唱えます。 (息をすいながら) 私の中の「無気力ちゃん」 *あるいは、「鬱ちゃん」「重だるいちゃん」など 何でも今のあなたの不調に当てはまるものを。 (息をはきながら) こんにちは、よくきたね。 (息をすいながら) 私の中の「無気力ちゃん」 (息をはきながら) 優しく抱きしめて、あげるからね。 *上記を、5〜6呼吸くらい繰り返す。 泣いている赤ちゃんを、 優しく笑顔で抱きしめて 安心させてあげるようなイメージです。 自分自身をハグしたり、 何か柔らかいクッションのようなものを 抱きしめてもいいですね。 どんな感情も感覚も、 歓迎されて、 感じてみてもらえると、 泣いている赤ちゃんが笑顔になるように、 変化してきます。 たとえ、すぐに変化しなかったとしても、 このように慈悲をもって関わると、 あなたとその不快な感覚は、 もう敵ではなく、お友達です。 葛藤する苦しみはありません。 以上、ここまでが、 感情・感覚に対するマインドフルネス の実践でした。 * ●【ステップ3】自然な変化をサポートする 重くてだるくて鬱っぽいのとお友達になったら、 自然と変化したいように変化していくことも手伝ってあげます。 闘うことなく、 太陽として優しく変化を促すのが、 アーユルヴェーダのセルフケアです。 春の不調(カパ)に対するケア方法としておすすめなのは: ・身体を温める。 (冷たい飲み物や食べ物を控える/温かいお風呂につかる/オイルマッサージをする等) ・温かい季節の野菜をたっぷりとり、甘く・脂っこい重い食事を控える。 (重い食事は、心も身体も重くします) ・無理なく体を意識的に動かすようにする。 (特に、午前中は、家事、掃除、ヨガ、呼吸法、ウォーキングなど5分でもいいからできる範囲で意識的に体を動す。) ・気が向く範囲で、新しい刺激、ちょっと違うことを意識的に生活に取り入れてみる。 (例えば、気になっていた映画をみたり本を読む/あまり話していないけど気になる友達に電話してみる/気になる新しいレストランにいく/いつもと違う道を歩いてみる) などです。 いかがでしょうか。 すぐにできそうなことは1つは見つかりましたか? * 以上、 ステップ1:感情・感覚に気づく ステップ2:感情・感覚を抱きしめる ステップ3:感情・感覚の自然な変化をサポートする の3つのステップは、 2500年以上前から受け継がれている人類の知恵を元にした 感情や感覚をケアする際にも、 活用できるセルフケア方法です。 参考になったら、嬉しいです! |