2/18(金)-開催!私の瞑想の先生のマインドフルネス・リトリート!:ティク・ナット・ハン禅師の最初の弟子であり姪であるアンフーン師ご夫妻との出会い①

(写真:2017年に参加した6日間のリトリートで、「私達の認識はヴェールに包まれているため、現実を正しく観ることができない」ということを示すために、窓にカーテンをかけた状態をみせてくれたところ。)

2月18日(金)~20日(日)の週末(金は夜のみで、主に土日の2日間)、私の瞑想の先生である、アンフーンさんご夫妻によるオンラインのマインドフルネス・リトリートが、日本で初めて開催されます。興味のある方なら、誰でも参加できます。

ご夫妻の存在は、私の実践の支えであり、インスピレーションです。

この貴重な機会に、ぜひ必要な方に繋がってほしいと願い、アンフーンさんご夫妻を紹介させていただきたいです。

▼リトリート詳細はこちら▼

​アンフーンさんのプロフィール

アン・フーンさんは、禅僧ティク・ナット・ハン師タイと読んでいます。ベトナム語で「先生」の意味)の実の姪であり 、タイから1992年に最初に認定された7人の瞑想教師(ダルマティーチャー)の中の1人です。
 
 
ベトナム戦争後の1979年に、ベトナムからボートピープル(ボートで国外脱出した難民)としてアメリカに亡命し、1981年にはティク・ナット・ハン師の7番目の正式な弟子となってマインドフルネスの実践を続けてきました。
 

分子生物化学の研究者としてのキャリアを歩んでいましたが、1988年から瞑想指導をスタートし、1992年にはティク・ナット・ハン師より公式に瞑想教師として認定されました。

しかし、約20年前にタイから、米国で初めてのマインドフルネス実践センターをつくる手助けをして欲しいという要請を受けたことをきっかけに、夫のトゥ師と共に、仕事を辞めて、マインドフルネス実践と教えを広めることに、人生を捧げることを決めました。

それは、世界の苦しみを癒したいという深い願いから来ています。

米国バージニア州のフェアファックスに戻った際に、夫婦2人で非営利のマインドフルネス実践センター(Mindfulness  Practice Center of Fairfax=MPCF)を始めたのも、この頃です。

それ以来、在家の瞑想教師として、MPCFを拠点に、瞑想会、クラス、ワークショップ、リトリート(瞑想合宿)などの場で、マインドフルネスの実践の教えを広める活動に専念しています。

また、2013年から日本の実践者のコミュニティ(サンガ)のメンター(指導者)として、月に一度のオンラインでの法話とマインドフルネスの実践指導を続けています。また、これまでに日本に、4回来日し、直接の指導もしています。

私が出会ったのも、まさにこの日本との縁からでした。

2015年5月、私とアンフーンさんとの出会い

(写真は、私のファミリーグループの担当のシスターキムニェムと、です。受戒証明書を手にして。)

出会いは、2015年5月のプラムヴィレッジの来日ツアー、富士山リトリートです。

私にとって初めてのプラムヴィレッジのリトリートで、何もかもが新鮮でした。しかも、6年間のPTSDの療養生活の最終段階で、発病以来、初めて1人で遠出する経験でした(その後、6-7月にクリパルヨガ教師のトレーニングに参加し、ヨガ教師となりました)。

初めてなので、誰が誰だか分かりませんが、僧侶たちは姿形で僧侶であることはわかります。 一方、参加者に混ざって、小柄なベトナム人風のご夫妻が、ひっそりと静かに実践されている姿を食堂で目撃しました。その物静かで優しさにあふれた様子から、ただの参加者じゃない、一体何者だろう、と興味を覚えたのが一番初めの印象でした。

後日、アンフーンさんが全体のQ&Aセッションで、ダルマティーチャー(ティクナットハン禅師認定の瞑想教師)として舞台に立っていたのをみて、初めて合点がいきました。

あの方はダルマティーチャーなのだ、と知ると同時に、プラムヴィレッジでは、出家か在家かにかかわらず(もちろん、男女の区別もなく)、ダルマティーチャーがいるのだということを知り、とても共感しました。

このリトリートには、当初は来日されるはずだったタイの不在(前年に脳梗塞で倒れられた)を埋めるために、全世界のプラムヴィレッジの瞑想センターから、トップのシニアティーチャーたちが大集合したすごい年(だったと、今だから分かりますが、当時は分からなかった)でした。僧侶団は、総勢50名近く!?そして、参加者も500名近く!?(人数は不確かです。)

そんな中で、アンフーンさんご夫妻の全体の中での出番は限られていたので、私にとって大きな存在感はありませんでした。

ただ、毎朝の歩く瞑想のとき、ご夫妻が他の参加者と当たり前のように手を繋いで、実践される姿が妙に胸に焼きついていました

歩く瞑想を、手を繋いでするということが、当時の私にとってはカルチャーショックだったし、私には恥ずかしいような居心地の悪さと同時に、羨ましいような感じがしたからです。まさにそれは私のエッジでした。

2016年5月、本気度に度肝を抜かれた2度目の富士山リトリート

2度目の出会いも、プラムヴィレッジの来日ツアー、富士山リトリートでした。

この年のリトリートは、前年から規模を縮小して、参加者は百数十人くらい。僧侶団とダルマティーチャーも前年ほどは多くなく、親密さや一体感を感じられるちょうどいい規模でした。

そんな中でも、来日されたアンフーンさんご夫妻は、ダルマティーチャーとして、リトリートの中で主要な法話のセッションを担当され、その存在感をよりよく感じることができました。

印象的だったのが、インナーチャイルドを癒すためのタッピング(EFT)を全員でワークしたこと。

しかも、それを「毎日やってください」と平然と(あっさり)言われたことです。

「インナーチャイルドのトラウマは、体の中で硬いシコリのようになっていて、呼吸の瞑想だけではゆるめられない。だから、タッピングを毎日してください。これは、タッピング瞑想です。」

という主旨の指導でした。(私の記憶の限りです)

インナーチャイルドについては、それまでの私も癒しに取り組んできました。深いトラウマについては、座る瞑想では太刀打ちできず、ヨガのアーサナや呼吸法なども取り入れて、もっと積極的に体のエネルギー(プラーナ、気)に働きかけるようなアプローチが有効だと感じていました。

そのような背景もあって、アンフーンさんの指導にとても共感しました。伝統的な仏教の瞑想実践法に囚われずに、柔軟に現代的な必要な手法を取り入れられている姿に、とても共感しましたし、感激しました。

瞑想の方法は、いろいろあっていいのだと励まされました。

そして、この年のリトリートの終盤のアンフーンさんの言葉が忘れられません。

(以下、私の記憶の限りです)

「ブラザーシスターたち(僧侶たち)と一緒に実践できる貴重な機会を今後も活用してください。ブラザーシスターたちは、財産や社会的地位をすべてを手放して、24時間のすべてを実践に捧げています。私たちにそれができるでしょうか。それは本当にすごいことです。ブラザーシスターたちと一緒に実践できる機会はとても貴重です。機会があるたびに、ぜひ活用してください。ブラザーシスターたちと一緒に実践して、彼らから学んでください。

かなりの熱量で伝えらたこの愛のこもったメッセージは、私の心にドドーンと響きました

確かにそうだ、そうしなければならない!、と直感的に腑に落ちました。

これこそが実践の最強のサポートなのだ!、と。

そして、私は、機会あるたびに、ブラザーシスターたちと一緒に実践できる機会には参加すると自分自身に約束したのでした。

そして、それまでの私は、指導者が不在な中で仲間同志で実践するプラムヴィレッジの日本の地域のサンガの実践会には安全を感じられずに行く気持ちにはなれなかったのですが、月1回のアンフーンさんご夫妻のオンライン法話セッションに定期的に参加するために、サンガ実践会(私の場合は、伊勢原サンガ)にも通うことを決意したのでした。

アンフーンさんご夫妻は、出家はしていませんが、僧侶たちと何ら変わらない貴重な存在だと感じたからです。

そのコミットメントは現在までつづき、結果的に、私自身を守ってくれています。

2017年6月、「この人だ!」と確信。ロールモデルを発見する。

(写真:京都リトリートの会場のホール。完全サイレントで行われた6日間でした。)

3度目の出会いは、京都で行われたアンフーンさんご夫妻が”リード”する6日間の「マインドフルネス×インナーチャイルドリトリート」。

インナーチャイルドの癒しは私の継続テーマでしたし、「機会あるたびにリトリートに参加する」と自分にコミットしていたので、選択もせずに淡々と参加しました。

しかし、その6日間の体験は全く想像もしていないような深い癒しの体験でした。

(長くなったので、ここまで。つづく。)

▼2/18-20のオンラインリトリートの詳細はこちら▼

 

“I am the Sangha.”(私はサンガです):マインドフルネス×インナーチャイルドの瞑想リトリート@京都を終えて

 

https://holidayretreat2022.peatix.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です