マインドフルネスミニ講座:習慣にし、日々恩恵を受け取るためのポイント(3)生活の中での実践〜(例)食べること〜
本日のメルマガ(5/17発行7号)でお伝えした内容の一部をこちらでもシェアします。
【ミニ講座:生き方としてのマインドフルネス】
習慣にし、日々恩恵を受け取るためのポイント(3)
心を止めて、休み、癒す実践、
アート(生き方)としてのマインドフルネス。
身につけられたらとても最高ですが、
習慣にするには、
戦略と工夫が必要です。
よくこんな質問をいただきます。
「座って瞑想している時は、
大分落ち着けるようになりましたが、
日常生活での自分の変化を感じられません。
練習が足らないのでしょうか?」
とっても良いポイントです!
今回お伝えするポイント3つめは、
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瞑想実践の日常生活への応用!
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です。
<参考>
■ポイント(1)自己流でやらない
https://m-yogahome.jp/180508/
■ポイント(2)短時間のフォーマルな練習をはじめる
https://m-yogahome.jp/180502-2/
クラスに定期的に参加し、
日々、10分、20分のフォーマルな練習を継続する。
これはとても素晴らしいことです。
日常での自分の在り方の変化を感じる人もいるでしょう。
しかし、前回の記事でも紹介したように、
瞑想実践は、
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自分の脳の構造を新しく変える、
心を変えるためのトレーニングです。
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ちょっと1週間の単位で計算してみましょう。
●一週間に起きている時間(睡眠7時間):合計119時間
●週に1回の90分クラスと、
1日10分のフォーマルな自宅実践(週合計60分):合計2.5時間
つまり、
新しいマインドフルな神経回路を使って、
それを強化している時間は【2%】にすぎません。
それ以外の98%は、
従来のマインドフルでない心と脳神経回路を使って、
“”強化し続けています””。
98%の日常生活での自分の在り方が全く変わらなかったとしたら、
効果的とはいいにくいでしょう。
少なくとも私はそうでした。
日常生活の中に、
無理なく、できるだけ、
実践を取り入れていく必要があります。
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生活の中での瞑想実践、
生き方としてのマインドフルネスを実践する!
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これがまさに、
私の瞑想の先生である
ティク・ナット・ハン禅師と
その僧院であるプラムヴィレッジで大事にされているスタイル。
人の心の変容と癒しをもたらす
本質的な実践だと私は感じています。
世界各地で開催される滞在型のリトリートもこの主旨で開催されています。
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例えば、以下のような日常動作を、
自分の呼吸に気づきながら、
今やっていることに集中して、
リラックスして楽しんで行います。
<日常での実践の例>
・朝起きる
・歯ブラシをする
・食べる
・料理をする
・お皿を洗う
・洗濯ものをほす
・掃除をする
・歩く
・信号待ちをする
・パソコンを使う
・歌を歌う
・音楽を聴く
・電車にのる
・人の話を聞く
・人に話をする
・入浴する
・寝る
びっくりした人、いましたか?(笑)
そうです。
起きている時間すべてが、
瞑想の時間になってきます。
もちろん習慣のエネルギーに逆らうトレーニングなので、
始めはやりにくさがあります。
ですので、オススメは、
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自分が取り組みやすい日常の実践、
1つか2つから無理なくスタートする!
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1つを徹底すると、
無理なく徐々に広がっていきます。
ちなみに、くいしんぼうの私は、
【食べる瞑想】からスタートしました。
<私の食べる瞑想の例>
一人でご飯を食べる時に、
タイマーを20分かけ、
その間はテレビやスマホなども一切消して、
座り続けて食べることを楽しむ、
という練習です。
4年前は、
・無音、沈黙で食べることが不快でした。
・家事などが気になって、椅子から立ち上がりたくなりました。
・スマホをみたり、テレビをみたり、何かしらしたい衝動にかられました。
・心が全然落ち着かなくて、全然楽しめませんでした・・。
※そのために、タイマーが必要だったんです・・・
そして今では、
・タイマーなしでもゆったり食べられるようになりました。
・食事が、自分の心と身体をゆったり休める時間になりました。
・家からテレビが消えました。
・無音の空間が心地よくなりました。
スマホの誘惑は今でも少しありますが、
そのために、テーブルの上にスマホを置くことは控えています。
ちなみに、
夫と食事するときは、
沈黙ではなく会話はします。
ただし、お互いにスマホ禁止!
食事を楽しみ、
今にいられるように、
会話の内容も意識して選んでいます。
例えば、
「これおいしいねー」
「何が一番おいしい?」
とか。
相談事とか未来の計画などは、
できるだけ
食事の後に話すようにしています。
時には、
より食事を楽しむために冒頭5分くらいだけ
沈黙にすることもあります。
あと、夫がよく味わって食べていると感じるときは、
話しかけるのを控えています。笑
(もちろん、出来ない時もありますが・・)
とにかく、
食事が終わるまでは、
「(心も)一緒に過ごす」
ということを約束しています^^。
そして、今では、
日常のすべての瞬間に広がっていますよ〜
日々楽しくトレーニング、実践です^^!
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身につけるためのポイント3つ目:
日常での反復実践
(2)自分が取り組みやすい日常の実践、
1つか2つから無理なくスタートする!
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テニスのトレーニングでいれば、
この日常生活での実践は、
「試合本番」。
定期的なクラス参加と、
日々なフォーマルな練習は、
試合に必要な
「基礎体力と技術力」づくりになります。
試合を楽しむための、基礎練習です。
練習と試合を繰り返すことで、
どんどん質が良くなって、
やっていることが楽しくなり、
好循環していきます!
そして、日々の幸福度がどんどんアップしていきます。
一生やめたくないトレーニングです。
日常での実践の例を、また次回ご紹介しますね〜
<追伸>
日常での実践について詳しくは、
ティク・ナット・ハン禅師の著作に詳しいです。
超お勧めです!
■ブッダの幸せの瞑想
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(続く)