愛する息子と

メッセージ

このページに興味をもってくださり、ありがとうございます!

「ヨガスタジオに対して、寄付とはどういうことだろう?」

と、もし興味を持っていただけたら嬉しいです。

私も同じように考えていました。

寄付や支援とは、非営利の慈善団体などの特別な対象に向けて、特別にするものであると。

しかし、ヨガやマインドフルネスの実践に出会って、私の考え方が変わりました。

寄付や支援などは、与える実践Dana/布施)であり、自分を幸せにする一つの実践の形であるということを学びました。

ヨガの伝統でも仏教の伝統でも、”アステア”(不盗:盗まない)“アパリグラハ”(不貪:執着しない)というのが、自分を幸せにするために推奨される行動として掲げられています。

盗まないというのは、もちろん他人のものを盗まない、許可なく利用しないという一般的な意味もありますが、ここでの実践はより深いものだということを学びました。

それは、自分の持っているものを惜しみなく与え、他の人が活用できる機会を奪わないということです。

生まれたばかりの真っ赤な赤ちゃんの息子と

私たちは、お母さんの身体から、裸一つでこの世に生まれ落ちました

たくさんの人のサポートによって、ここまで成長し、いつの間にか沢山の”自分のもの”を所有するようになりました。

お金も、物品も、知識も。

時間やエネルギーも人間関係も。

「これは自分のものだ」と、信じていると思いますが、本当に真実なのでしょうか

すべては、何もないところから、人や自然の力によって、与えてもらったもの(ギフト)です。

自分の努力で勝ち取ったように思えることでも、同じだと思います。

勉強が得意で、努力すればいい成績がとれて、高慢だった私に対して、

「努力できるのも、自分の力ではないんだよ」

と、ことあるごとに伝えてくれていました。

その時の私は、まるで自分の努力を認めてもらえないような悲しい気持ちになっていましたが、今ではやっとその意味は少しはわかるようになりました。

母と私(1歳)。聡明な母でしたが、家庭の事情で高校に進学できず、中学卒業と同時に親元を離れて働き始めました。

努力できる素晴らしい資質や、努力を可能にさせた環境も、結局は与えてもらったものだからです。

それに気づくことができれば、自分の努力で成し遂げたと信じているより、ずっと幸せだと感じます。

もちろん、生きていくためには、お金も、住む場所や、着るものを所有して管理することも必要です。それは一人一人が限りある肉体という資源を通して、人生を全うするために便利で必要な仕組みだと捉えることもできると思います。

このような先達たちの知恵に学び、私は、私の実践や経験を出来る限り、経済的な条件を設けずにシェアすることを、私自身の実践として試みています。

もちろん、生計を立て、家族を養いながら、活動を維持するためにはお金も必要です

一方、愛から分かち合いたいと感じたことは、できるだけ常識に囚われず自分の心の声に従うことにしました。

必要なサポートは後から必ず得られると信じて、まずは自分から与えるという実践です。

こうした思いから:

など、できる限りの与える実践を試みています。

第一に、あなた自身の実践が、何よりの自分自身の与える実践です/////

そしてまた、もしあなたの心が動いて可能であれば、あなたからのスタジオやYOGAHOMEサンガ(実践者のコミュニティ)への与える実践も、喜んでお受けします

以下は、仏教によるお布施の実践の例です。

<智慧を与える実践>

  • クラスでのシェアリングで、自分の体験を正直に分かち合う。
  • クラスやメルマガの感想を講師や仲間に伝える。
  • ヨガホームのクラスを友人や知人、ブログやSNSなどで紹介する
  • 自分の体験を友人や知人、SNSなどで分かち合う。

<財産を与える実践>

  • お金を寄付する
  • 余分にある物や物品を提供する

<智慧も財産もなくてもできる与える実践>

(仏教の無財の七施)

  • やさしい眼差しで人に接する(眼施:がんせ)
  • なごやかな表情で人に接する(和顔悦色施:わがんえつじきせ)
  • やさしい言葉で接する(言辞施:ごんじせ)
  • 身体を使って奉仕する(身施:しんせ):清掃、整理整頓など
  • 人のために心を配る(心施:しんせ)
  • 場所や席をゆずる(床座施:しょうざせ)
  • 自分の家を提供する(房舎施:ぼうじゃせ)

あなたからの与える実践によって、YOGAHOMEの運営に愛ある支援が得られれば、お互いの友愛や信頼関係を育むことができます。

また、よりスムーズに、実践を必要な人と分かち合う活動を継続していくことができます。

あなたの寛大さと愛の実践に心から感謝いたします。

最後に私がこの実践の励みにしている敬愛なる先生の言葉をシェアします。

慈悲とは行動です
“Compassion is a verb.”
(禅僧ティク・ナット・ハン師)

あなたの貴重な時間を使って、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

愛と信頼で結ばれる関係に感謝して。

YOGAHOME代表

堀桃代

<追伸>

YOGAHOMEへの受講費の一部は、オーナー堀桃代が選択した以下の非営利団体に定期的に寄付しています(2024年1月時点)。

▼クラスの感想を講師に分かち合う

    お金で支援する(寄付)

    (1)paypal(クレジットカード利用可)
    https://paypal.me/horimomoyo

    ※paypal決済手数料として、支払い額の約4%+40円 を除いた金額が送金されます。もし送金手数料をご自分で負担して、額面通りに寄付したい場合は、寄付したいと思った金額に、上記の決済手数料を上乗せしていただけると、あなたの気持ちがそのまま届きます。

    (2)銀行振り込み
    ゆうちょ銀行から(月5回まで無料):総合:10940-25454081 ホリモモヨ
    ゆうちょ銀行以外の金融機関から:ゆうちょ銀行〇九八店普通2545408 ホリモモヨ

    ※領収書の発行を希望される方は、お手数ですが、末尾のフォームからご連絡ください。

    【参考】仏教における与える実践(布施)について

    タイのお寺(プラムヴィレッジ)で遊ぶ息子(1歳)。このお寺も寄付によって支えられています。

    与えることは、執着を手放し寛容さを養う実践として、仏教でもとても重要視されており、具体的な実践法が伝えられています。

    その方法は、主に、財施(お金や物品を与えること)法施(智慧・真理を伝えること)無畏施(不安を取り除き安心を与える)の3種類があります。

    さらに、金品や智慧がなかったとしても、誰しもができる実践として、無財の七施の実践が提案されています。(以下)

    • やさしい眼差しで人に接する(眼施:がんせ)
    • なごやかな表情で人に接する(和顔悦色施:わがんえつじきせ)
    • やさしい言葉で接する(言辞施:ごんじせ)
    • 身体を使って奉仕する(身施:しんせ)
    • 人のために心を配る(心施:しんせ)
    • 場所や席をゆずる(床座施:しょうざせ)
    • 自分の家を提供する(房舎施:ぼうじゃせ)

    いかがでしょうか?

    すでに実践されていることもあるのではないでしょうか。

    あるいは、今日から実践してみようと思えることは見つかりましたか?

    参考になれば嬉しいです。