クリパルヨガの良さ②:自己肯定感が向上する

先日のクリパルヨガ教師のリトリート合宿で再認識したクリパルヨガの良さをお伝えします。

(写真:リトリート中、ヨガダンスのワークの時間に、仲間に持ち上げてもらいました!名付けて、「ナウシカごっこ」。)

②「自分は自分のままでいい」という自己肯定感が上がる

完璧な人はいません。すべての人は不完全で未熟な部分を持っています。

そんな不完全な人間でも、

・自分にOKを出せる人

・自分にダメだしばかりする人

の2種類がいると思います。

自分にOKを出せる人は、自己肯定感が高い人です。

基本的に、どんなに未熟な部分や失敗することがあったとしても、基本的な信念として、「私には幸せでいる価値がある」「私には愛される価値がある」「私には生きる価値がある」無条件に自分の存在価値を信じられる人達だと思います。

一方、ダメだしばかりする人は、自己批判や自己否定感が強い人です。

自分の未熟さや失敗、他者からの批判に出会うと、とても落ち込むタイプの人だと思います。「もっと頑張らないと、幸せになれない」「仕事で成功しないと、愛される価値がない」「人に貢献しないと、生きる価値がない」と、条件付でしか自分の存在価値を認められない人達だと思います。

私はかつてこちらに属していました。

(写真:朝の歩く瞑想)

2009年のPTSDの発症によって、自分で意義を感じていた仕事ができなくなり、寝たきりの病人になりました。

発病は、信頼していた人達から精神的・経済的な暴力を受けたことが原因でしたが、私の中にもともとあった自己肯定感の低さが症状を更に悪化させました。

「人から認められない・仕事が出来ない」→「無価値な人間」という構図です。

ただでさえ対人関係で傷ついているのに、それに追い打ちをかけるように、自分で自分を徹底的に否定しました。当然、鬱も酷い状態になりました。自己否定感に苛まれ、耐えられないような苦しみで、自傷行為や感情の爆発を繰り返しました。

鬱で心身ともに苦しいのに、何もしないでいることが罪悪感からとてもいたたまれなくて、家事をして少しでも家庭に貢献しようと頑張っては、寝込むということも繰り返していました。

今振り返ると、本当に笑っちゃうようなちぐはぐなことをやっていたのですが、

「私は何もしなくても存在していいし、生きる価値がある。大事にされる価値がある。」と信じられていなかったからです。

そうした自分に対する否定的な信念が発病をきっかけに次々に露呈して私を苦しめました。

とはいえ、トラウマの専門的な治療に出会うことができ、日常を送ることが困難になるほどの病的な症状はある程度は徐々に改善していきましたが、「何とか生きられる程度」のレベルで停滞していました。

そんな時に、クリパルヨガと禅僧ティク・ナット・ハン師のマインドフルネス瞑想の教えに出会い、実践を継続する中で、根底からの回復と変化が起こりました。

その一つが、私の中にある根強い自己批判・自己否定感が和らぎ、自己肯定感が上がったことなのです。

これは、ヨガクラスの中で、クリパルヨガ教師から自分の体験を尊重され、私はこのままで良いのだ・十分なのだ、という感じられるような身体の体験を繰り返すことで、得られたものです。

療養中、「健康な人達」の輪の中に入っていくことに劣等感を感じながらも参加した初めてクリパルヨガのクラスで、

「私は病気だけれど、ここにいてもいいのだ。私も皆と同じようにヨガができる。」と感じることができました。

(写真:恩師のとし(三浦敏郎)さんとクリパルヨガ教師同期の仲間)

これは教師が徹底的に、生徒が自分自身に集中して自分を尊重しながら自分なりのペースでヨガを体験できるように意図的にヨガ指導を行っているからだと、教師トレーニングを受けて分かりました。

自分が自分のままでいることを許される「安全な環境」を作ることこそが、クリパルヨガ教師の一番の役割だからです。

こうした環境で、ヨガという身体の実践を通して自分と向き合うことを続けていくと、自然と自己肯定感が向上してきます。

「私は私のままでいい。人と比べなくて良い。私は十分にできている。」という新しい信念が私の中で養われていきました。

自分の不完全さを徐々に受け入れられるようになりました。

自己肯定感が上がると、

・自分に優しくなれる、自分を批判しなくなる

・自分は十分だ、と満足感を感じられる

・自分はできる、と自信がもてるようになる

などなど、生きることがとても軽やかになってきます。

私の体験では、こんなことをクリパルヨガの効果として感じています。

単に筋力や柔軟性が上がるというエクササイズとは全く異なります。

生きること全体を力づけてくれるような、何にも得難い大きな効果だと実感しています。

 

【補足】両輪にある禅僧ティク・ナット・ハン師のマインドフルネスの教え

私はクリパルヨガと同時期に禅僧ティク・ナット・ハン師のマインドフルネスの教えとその実践者のコミュニティにも出会いました。私にとって、この2つは自分の癒しと変容の両輪のような存在です。

この記事で紹介した内容も、クリパルヨガの実践だけでなはく、ティク・ナット・ハン師のマインドフルネスの教えの理解と実践が欠かせませんでした。特に自分の弱さや苦しみに対する理解と慈悲の心を育む実践の方向性を見いだせたのは、ティク・ナット・ハン師の教えのお陰だと感じています。

師の教えに触れながら、日常的には実際にアクセスできるクリパルヨガのクラスに定期的に通うことで、それぞれの理解と実践が深まっていきました。

ヨガホームの提供するヨガや瞑想の実践の場は、私の経験に基づき、クリパルヨガとティクナットハン師の伝統に基づくマインドフルネスの教えが融合したものだと思います。

 

(つづく)

 

 

 

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